■研究内容


○伝統的都市・町並の調査研究

三重県関町、津市一身田、松阪市殿町、松阪市松坂城下町、三雲町市場、庄など伝統的な建造物や
歴史的景観のよく残っている町の調査研究を行い、報告書を作成するとともに保全計画の策定を行っている。


○三重県下の伝統的民家の調査研究

三重県は東海・近畿双方の民家系統が併存しており、更に志摩から熊野にかけては
他地域に例のない独特の民家類型が存在する、分布論的にも大変興味深い地域である。

菅原研究室では三重県史・上野市史・安濃町史・紀伊町史などの地方史編纂に参加するほか、
各地の民家の実測調査を行いその分析と体系化を目指している 。


○近代建築技術の地域的展開過程の研究

清水義八、野田新作、三重県営繕組織などの地方建築技術者とその組織の建築活動、
建築作品についての研究を行っている。


○歴史的建造物の基礎的調査および保全計画

旧崇廣堂、旧小田小学校、旧藤堂邸、伊勢神宮祭主職舎、伊勢神宮外宮神楽殿などの歴史的建築について
復原的分析を行い、保全計画を策定するとともに保存修理工事に参画している。