著書/翻訳書



日本鉄鋼連盟 鉄骨建築内外装構法図集改訂委員会編
第三版 鉄骨建築内外装構法図集
技報堂出版, 2016



鉄骨建築の内外装構法の基本的納まり図を建材別にまとめたもの。

第1章「鉄骨建築の構法設計」および第2章「最近の自然災害に見る典型的被害例と教訓」の執筆を担当した。具体的な被害例をもとにその破壊メカニズムに触れ た本は、これがはじめてではないかと思う。




富岡義人・小野徹郎編著
建築デザインの構造と造形
鹿島出版会, 2015



大学学部課程の設計演習のための教科書。構造形態の造形技法を身につけるための本。「鋼構造の造形と設計」の増補・改訂版。 鉄筋コンクリートと木質構造を網羅。建設工業新聞2015/8/6紹介記事など。

「一見簡素な印象の図が実は、知っておくべきことを強調する表現であることに気づかされる。 ・・・・・実務者になるための多くのポイントを集約した一冊である」

=建築技術2015年10月号書評(和田章東工大名誉教授)

=第20回 工学教育賞(著作部門)受賞


ルイス・マンフォード著 富岡義人訳
褐色の三十年 アメリカ近代芸術の黎明
鹿島出版会, SD選書, 2013

マンフォードの古典的名作「The Brown Decades」の和訳。アメリカ近代建築史の嚆矢のひとつ。リチャードソン、サリヴァン、ライトに至る系譜をたどる。


フランク・ロイド・ライト著 富岡義人訳
自然の家
筑摩書房,ちくま学芸文庫,2010


ライトの住宅論の決定版。巻末の解説にライトの造形原理と形態的理念をまとめた。

「このオジーチャン、八七歳のくせに少しも悟りきっていないのである。 「自然の家」という浮世離れしたタイトルから連想されるような時代を超えた透明な書物というよりは、 時代に規定され、ライバルとの日々の格闘技の武器として用いられた、 きわめてナマナマしいドキュメンタリーなのである。」

=隈研吾氏書評:「『自然の家』は自然だろうか」,筑摩書房ホームページ。



小野徹郎・富岡義人編著
図解:鋼構造の造形と設計─デザインと構造をつなぐ
鹿島出版会,2008


鋼構造の造形を学生向けに解説した設計演習のための教科書。日刊工業新聞紹介記事、 新建築住宅特集紹介記事など。

「本書をパラパラと眺めたとたん、何とも落ち着かない気分になった。 私が書きたかったのは、こういう本ではなかったのか・・・・」

=建築技術2008年12月号書評(岡田章日大教授)。



小野徹郎・富岡義 人編著
図解:鋼構造の造形と設計─デザインと構造をつなぐ(韓国語版)
技文堂,ソウル,2013

「鋼構造の造形と設計」の韓国語版.

Louis I. Kahn著 香山壽夫, 富岡義人訳:
ルイス・カーン:建築家の講義(翻訳)
丸善株式会社, 2007

Lars Larup: Hands up, Michael Bell:The Two Careers of Louis Kahnの二編の論文の翻訳 pp.83-107を担当.


Frank Lloyd Wright, Lewis Mumford 著
Bruce Brooks Pfeiffer, Robert Wojtowicz編
富岡義人訳
ライト マンフォード往復書簡集 1926-1959(翻訳)
鹿島出版会,2005


「59歳だった建築家フランク・ロイド・ライトと、 29歳年下の新鋭評論家ルイス・マンフォードが書簡を交すようになった。1926年のことだ。 ライトがマンフォードの書いた記事に感激したからだった。・・・・・・・ ともに独立独歩の立場で自分の地位を築いたふたりは、 同時代の建築史家であるH.R.ヒッチコックやP.ジョンソンに対しては ともに敵対的であったが、都市論を巡って、 また当時台頭しつつあった「国際様式」の建築に対して微妙に異なる見解をもった。 ライトは自分を認めないマンフォードに怒り、罵声を浴びせ、 それがもとでふたりは結局絶交してしまう。 のちにライトの側からふたたび交流を再開するが、 どこかぎこちない。往復書簡はライトの死をもって終わる。 ・・・作家と批評家の関係、作家という存在の心理を教えてくれる資料でもある」

=鈴木博之氏書評「建築家と評論家の心の劇を刻む」日本経済新聞読書欄 2005.6.26



富岡義人著
フランク・ロイド・ライト 大地に芽ばえた建築
丸善株式会社(建築巡礼48),2001

ライトの主要建築作品を巡るコンパクトなガイド解説書。


Urs Buettiker 著, 富岡義人, 熊谷逸子訳
ルイス・カーン 光と空間
鹿島出版会,1996

ドイツで出版された「Louis I. Kahn: Licht und Raum」の日本語版. Mook「建築学がわかる」, 朝日新聞社,1997 で「建築学ブックガイド50」の一冊に選定された。



Geoffrey H.Baker著, 富岡義人訳
都市と建築の解剖学- 形態分析によって「設計戦略」を読む
鹿島出版会, 1995

建築および都市形態の分析。作品形態の分析により設計の形態的再構築を試みる書。

岸田省吾編,湯澤正信,小林克弘,富岡義人ほか10名
建築の「かたち」と「デザイン」
鹿島出版会,2009

武蔵野美術大学の建築形態論の教科書。「素材と表現とデザイン」 pp.35-48 を執筆.

岸田省吾編,湯澤正信,小林克弘,富岡義人ほか10名
建築の「かたち」と「デザイン」(韓国語版)
鹿島出版会,2009

「建築の「かたち」と「デザイン」」 の韓国語版.



日本建築学会編
建築論事典
彰国社,2008

日本の建築意匠研究者が寄り集まって、とにかくまとめ切った建築意匠の事典。「マンフォード, ルイス」の項, pp.220-221 を執筆.


日本建築学会編
建築論事典(中国語版)
中国建築工業出版社,2012

「建築論事典」の中国語版.



内井昭蔵, 仙田満監修, 富岡義人ほか12名分担著
続・モダニズム建築の軌跡
INAX出版,2003

日本の著名建築家の思想と造形を、それぞれのお弟子さんが語る。 「真の現実から拓かれる理想と形象:香山壽夫の建築のありかた」 pp. 316-322 を執筆.


社団法人鋼材倶楽部鉄骨建築非構造部材構法委員会
鉄骨建築内外装構法図集(第二版)
技報堂出版, 1997

1985年発行の同名書第1版の大改訂・増補版. 編集委員会の一員として,改訂の全体編集・執筆を担当.


船越徹(編集代表)原広司(執筆代表)富岡義人ほか9名と分担著:
SPACE DESIGN SERIES 9 集合
新日本法規出版, 1996


集合形態のソースブック。「ブリンモア大学エルドマン・ホール」の項目, pp.112-115 を執筆.


David B.Brownlee,David G.De Long 編著:
東京大学工学部建築学科香山研究室監訳
ルイス・カーン─建築の世界(翻訳)
デルファイ研究所, 1992

カーンの世界巡回大回顧展のカタログ。幹事として全訳文の統括, 校正, 出版社, 原著者などとの交渉を全般的に担当. 他に第3章 pp.77-91 の訳出を担当.


東京大学工学部建築学科香山研究室編
アメリカ建築案内
工業調査会,1989

アメリカ建築のガイドブック. pp.114-115, p.130, pp.182-183, pp.187-191(一部)を執筆, および作品所在地地図の作成20ページ分を担当.

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